中国コラム
中国の文書偽造業者が起こす社会問題!!
6月23日の朝日新聞朝刊に 「偽造戸籍に泣く出稼ぎの子たち」 の見出しで、悪徳業者に6万元 (90万円)も支払い掴まされた、大学入試の偽造戸籍文書問題の掲載があった。
このような記事は日本では考えられないことだが、中国では大きな国がかかえる様々な社会問題の裏で暗躍する文書偽造プロ集団がいて、度々大きな問題を引き起こすようだ。
世界のブランドコピー商品横行も驚いたが、どうもこの手の文書偽造も蔓延横行しているようである。
小生も事実文書偽造に度々遭遇し耳にする。その中国人の持つ「道徳観」にあきれてはてあいた口がふさがらないことがあった。
一二を紹介すると、中国に住む日本人の友人S氏の紹介で中国のある都市のHさんという雑貨店の女店主と知り合った。
その都市に行くたび食事を交わすまでの仲になり、あるときHさんに24歳になる一人娘を日本の大学にどうしても入れたいが、小生に骨を負ってくれと依頼された。
その娘さんは日本語が全く話せない。小生は日本に帰り娘さんが日本の大学に入るための道筋を調べたが、まず日本の日本語学校に入り大学受験準備をすることが一番早いことを知りえた。
日本語学校に入学手続き方法を訊ねると、日本の就労ビザ取得の審査がスムーズに行くために、中国の日本語学学校で150時間程度の日本語を勉強し、 学校が出す修了証書を入国申請書につけるといいと指導を受け、早速友人S氏を通しHさんに伝えると一週間後Hさんから驚きの返事が返ってきた。
なんと中国の日本語学学校から娘の150時間受講修了書を既に受領したという返事が来たのである。
友人S氏によると、Hさんは何処にでも顔が利くと誇らしげに語っていると言う。 私は学長の知り合いでこんなことは簡単だと自慢していると言う。
違うだろう・・・・ と小生は思わずS氏をしかりつけた。S氏はHさんが偽造業者に依頼しておそらく修了証書を偽造したのだろうと平然と答えた。
小生があきれてHさんの道徳観を批判すると、S氏は中国に住んでいればこんな話はいくらでもありますよと笑っていた。
小生は中国に行く用事のついでにHさんを尋ね、こんなことでは日本に行く日本語がしゃべれない娘さんが日本で孤立し困るでしょうと諭した。S氏から 後日聞いた話だが、Hさんは小生を「娘を思う親の気持ちが分からない人だ」「私はプライドを傷つけられた」と語っていたと言う。なんという道徳観か??
この話は大きな問題で、この件に関わる知り合いに日本のある企業グループが中国で起業をするにあたり、ある中国人仲介者が言うがまますでに数億円を渡したと聞いた。
その企業の知り合いから一年経過しても中々起業の許可が出ないと聞いた。 おかしな話である。小生が今まで動いた起業案件なら早くて2ヶ月、起業に何らかの障害が発生しても遅くとも6ヶ月で結論が出る。
その話を聞きくやいやな予感が頭をよぎった。
小生はその知り合いに、何らかの方法を使い早く調べた方がいいと忠告していると、何かを察したのか中国人仲介者が批准書のコピーを持って日本に飛んできたと言っていた。 なぜ本書を持ってこないの??
小生はその同じ都市の行政区で、たまたま小生の顧客に外資起業の依頼を受け起業手続きをしており、その行政区の小生の担当者に知り合いの起業許可が なぜ遅いのか訊ねてみた。その担当者はその起業申請の担当ではないのではっきりした事は言えないが、その起業許可事実は無いのではないかとの答えが返って きた。
その担当者の根拠説明で小生は全てを悟った。
帰国して知り合いに中国で聞き及んだ話をし、批准書が出たらその後営業許可書が一ヵ月後に出るはずだがそれはいかがかと聞いたが、二ヶ月が経過した 現在もまだだと聞いた。しかし、心配して知り合いに助言したことだが、余計なことは言わない方がよいのである。小生が根拠のないことを言いふらしていると 日本の企業グループから言われているようなうわさが流れてきた。
私はいまだに批准書は偽造されたものだと思っている。
日本の企業グループが行ったその中国起業投資には数人の投資家がおり、その事実が発覚し投資家に知れることを恐れ小生が邪魔になったようである。し かし、あまりにも遅いこの中国起業に気付いた投資家が事実解明に動き出した話も聞こえてきており、もうすぐ全てが明らかになるだろう。
このような文書偽造問題は中国ではよく耳にする話なのである。
「再見」